2012/11/06

信仰を取り戻すまで ~その2

信仰を疑うほどの悲劇を通った
女性のあかし(2)


                Tammy Kill



その日、それからどのようだったかを表現することはできません。

家まで飛んで帰ると、私はそこで恐ろしい光景を目にしました。
幼い娘の押しつぶされた体を、庭で夫はひざまずいて覆うようにしていました。

「フェイス!・・・ゲリー!」

娘は両足を切断されていました。左足は大部分で、そけい部のあたりまでもでした。
辺りは血の海でした。
夫はその日、何度も何度も、「人殺しだ・・・」と言っていました。

続く数時間は娘の足だけでなく、娘の命を救うための闘いでした。
娘を失うかもしれないということに加え、夫は娘が自分の過失のすべてを知り、感じていることの重大さと絶望感に耐えなければならなかたのです。

娘フェイスは救命ヘリコプターでコロンブスにある子ども病院に搬送されました。そしてその夜、救命措置と切断された足を縫合する手術が行われました。
娘が再び歩けるようになるか、だれも保証はできませんでした。
ただ、娘の状態に心を向けるのみでした。

どうやって、こんな出来事を乗り越えられるだろうか?
夫のゲリーはひどくショックを受けていました。

後日聞いたところだと、フェイスが父親の運転の後ろをついてきたところに、夫が芝刈り機をバックさせたということでした。
夫はフェイスが庭の反対側で安全に遊んでいるのを少し前に確認していました。
ところがエンジンをかけて動かしたとき、娘がそこにいたのです。
まったくの事故でだれの責任でもありませんでした。でも、同時に耐えがたい出来事でした。

フェイスは大腿部と足とを接合するため、12回の手術を受けなければなりませんでした。
娘が小さな身体で痛みと落胆に耐えているのを、私は見守りました。
4歳の子どもがこれほど落ち込むのを、今まで見たことがありませんでした。

「ママ、いつ私はまた歩けるようになるの?」
娘が尋ねるたび、私は
「もうすぐね。」
と答えるしかありませんでした。

本当は、私には答えられませんでした。
この期間、忍耐できました、と言えたらよいのですが。
いつも証ししていた神の奇跡が起こったと言えたらよいのですが。
せめて、神様が娘の命を救おうと、初めから計画してくださっていたのだ、とでも言えたらよかったのですが・・・。

けれでも現実には、私には今後神様を信じられるかわかりませんでした。信じたいと思うかすら、わからなかったのです。
私は自分をなんとか取り繕おうとしました。
けれども、フェイスにほんの少し回復の兆しがみられたのに、逆に私の心は沈み、どんどんとわからなくなっていったのです。

フェイスは回復までにそれは多くの過程を通らねばなりませんでした。6週目には、足の傷口の周りに水ぶくれができてしまいました。
私は最悪の事態を想像しましたが、その恐れは現実でした。ブドウ球菌に感染してしまったのです。


(続く)


JBU2012秋号より
Copyright 2012 Tammy Kill. Translated from Just Between Us, 777 S. Barker Road, Brookfield, WI 53045

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