2016/03/02

影響力に気づいていますか? ~オンラインの情報 その2

~インターネットで信用できるのは誰?

        その1を読む


エリザベス・マーフィー
(Ellizabeth Murphy)










3.ソーシャルメディア(SNS)では、その人物、信念、立場を知っていますか?

閉じられたネット空間で、だれかの考えや意見を軽々しくシェアするのは危険です。

4.最初から最後まで記事をきちんと読みましたか?

タイトルや最初の数行には工夫が凝らされています。私たちはよく考えもせず判断してしまいがちです。
ついこの前も、私は不十分なままFacebookに投稿をしてしまいました。
私の投稿に対して「もし最後まで読んで著者の結論を知ったなら、あなたは逆の意見を持つはずではありませんか」というコメントをもらいました。
赤面しました。じっくり読むとその通りで、私は自分の早合点を謝罪したのでした。

 

5.実体験に基づいて書かれているでしょうか?

幼い子どもを持つ母親の集まりでよく話すことがあります。
私は現在55歳で、母親でもありますが、最近は祖母にもなりました。
自分の子育てが終わっているので、若いお母さんたちに何を話せばよいかと悩みます。

けれども、ある若い母親が
「現在同じ立場にいる人ではなく、同じような経験をすでに通った人の話が聞きたいのです。
実際の経験から得た知恵が必要なのです。」
と言ってくれたので励まされています。

6.その見解は、聖書全体の主張と合っているでしょうか。

聖書のある節を取り出し、文脈を無視して用いる教えがこの頃は増えています。
私の友であるジル・ブリスコー師は、聖書のある節を扱う時に、同じことについて述べている他の箇所を見つけるようにと教えてくれました。
そうすれば、聖書が聖書を解き明かすことになるのだ、と。
その非常に賢明なアドバイスを忘れたことはありません。
biblegateway.comやロゴス聖書学習ソフトウェア(Logos Bible software)なども、
従来の紙版コンコルダンスに加え、とても助けになっています。

7.最重要:祈り、これを学びましたか?

神様は私たちがどの情報を受け入れシェアするかについて、精神も心も注意深くあるようにと願っておられると思います。
聖書は、私たちがそうする時にどんなことが起こるかを語っています。

  • 箴言4:23 力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。

  • ピリピ4:8 最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。

  • エペソ4:29~32  悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。ただ、必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい。
     神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。
    無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去りなさい。
    お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。

  • コロサイ 3:12~15 それゆえ、神に選ばれた者、聖なる、愛されている者として、あなたがたは深い同情心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。
    互いに忍び合い、だれかがほかの人に不満を抱くことがあっても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。
    そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです。
    キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。
(以上、新改訳第三版より)


私の息子たちは、冒頭で述べた出来事を覚えています。彼らは当時、自分たちのもたらす影響力にも気づいていなければ、どうすればよいのかも知りませんでした。

私たちは自分が取るに足りないものであると感じていても影響力を持っています。
そして、その影響力は神様の栄光を現すために用いる必要があります。
もし思慮深さと注意深さがなければ、自分自身が悪い影響をもたらす存在になってしまうのです。

あなたがインターネットにつながっている時、神様をそこにお招きしましょう。
そして、神の声に耳をすませましょう。
主は道であり、真理であり、光です。
そして、他のどんなものにも勝って信頼するに値するお方なのです。



Elizabeth Murphy: 講演、著述家。女性がより信仰について深く考え、黙想するためのリトリートでも講師をつとめる。夫のマイクとの間には4人の成人した子供がいる。ウィスコンシン州ブルックフィールド在住。

Just Between Us 誌 2016 春号より翻訳   Original title: "Minding Your Influence"  
Copyright 2016 Elizabeth Murphy. Translated from Just Between Us, 777 S. Barker Road, Brookfield, WI 53045 

影響力に気づいていますか? ~オンラインの情報 その1



~インターネットで信用できるのは?


エリザベス・マーフィー
(Ellizabeth Murphy)










2人の息子が高校生の時、スケートボードを始めました。
当時はインターネット上に動画を投稿できるようになってきた頃でした。

瞬く間に、彼らの自由時間は動画を編集し、BGMを挿入することに費やされました。
そして、自分たちのかっこいい技を動画にまとめて投稿・・・友達だけでなく、世界に向けて・・・するようになりました。

公開された動画を見たある人が、私たち夫婦にメールを送ってきました。
「息子さんが何を投稿していて、どんな音楽をその動画に使っているか、知っていますか」と。
私たちは知りませんでした。
息子たちに尋ねると、その曲名と、自分たちは歌詞については特に意識していなかった、ただスケートとリズムがよく合っていたから使ったんだ、と答えました。

オンラインで歌詞を見つけ、プリントアウトし、息子たちに声に出して読ませました。
歌詞の内容を知って、彼らはびっくりしました。
そして、よかれ悪しかれ、自分たちが影響を及ぼしうることを、彼らは若くして知ったのでした。



デジタル世代にあって、私たちはかつてないほど他者に対しての影響力を持っています。
そして、他者から受ける影響についても同じです。

私はオンラインで受けるメリットに肯定的ですが、自分の意志にかかわらず多くの弊害があることもわかります。
結論を急いだり、信じていたことを疑ったり、裁いたり、
そして最も危険なことは、自分がそれらを軽はずみに他者に分かち合ってしまったりすることです。

その影響は、不特定の誰かを行動させたり、他者への意見を言わせたりする結果を生み出します。
キリストに従う者として、神様から与えられた管理能力を用い、その影響力を賢く用いたいと願うものです。


まず覚えておきたいことは
  • 自分が何者であるか
  • 自分は何によって判断しているのか
  • 誰に対して責任を持てるのか
という3点です。
多数の著書があり、セミナーや聖会の講師でもあるステュワート・ブリスコー師が、クリスチャンとして周囲の方々とどう交流していくかについてのメッセージの中で、このことについて語っておられました。

オンラインに関していえば、さらに
「私は誰を信じるべきか」
についても考えなければなりません。

「インターネットで信頼できること」(What should I believe on the internet?)
とGoogle検索したところ、なんと38,900,000もの検索結果が出ました。

もし自分の影響力を意識するなら、より注意深くなることが必要です。
そこで、7つの観点から見てみたいと思います。

2016/03/01

感情的に健康であるとは~専門家が答える

Q:否定的な感情を、どう扱ったらよいのでしょうか。


                    


答える人:ジェニー・ヘックマン
(国家認定カウンセラー、MS, LPC, NCC)


感情のない人生がどんなものだと思いますか?

この世界に造られた美しいものを見ても感動せず、
不正がはびこっても怒りを感じず、
大切な人を失っても悲しまず、
友人と笑う楽しさもなく、
苦しんでいる人を見ても何の同情も感じない・・・

様々な場面での豊かさがなくなり、平板で何の変化もない人生になってしまうでしょう。




感情的に健康であるとは、次の3つの側面があります。

  • 私たちが内面で経験する感情を正確にとらえることができる。
  • 他者に尊敬を払いつつ、その感情を分かち合うことができる。
  • 他者の感情を理解することができる。
また、自分の不完全さや傷、これまでの経験が、感情を過度に抑えたり、逆に噴出させたりすることがあるというのをわきまえていることです。

思春期の頃、私は肯定的な感情以外は感じないことにしよう、と決心したことがあります。
子どもの頃から不安症、心配症だったので、内面はできるだけ平静でいようとしたのでした。
否定的な感情をどう扱うかについて、家庭でもそのように教えられてきました。





ところが、うまくいきませんでした。
「傷つく心の力(The Power of Vulnerability、TEDはこちら)」のブレネー・ブラウンによれば、
自分の意志で特定の感情だけを麻痺させることはできないのです。
否定的な感情が抑圧されたら、肯定的な感情も同時に抑圧されるのです。

これを知ってから、私は神様がデザインされた人間の感情の豊かさをきちんと理解し、味わおうと思いました。
そうするようになって、以前ほど恐れを感じなくなりました。
また、感情が豊かになりました。
他の人にも自分の思いを出すようになりました
そして、周りの人々に対しての共感力が高まりました。

これは感情的に健康であることの第一の側面がいかに大切か、ということです。
第一の側面は、第二・第三の側面に直接影響を及ぼします。

あなたは、自分の感情をとらえ、受け入れることが難しいですか?
以下は、その原因になりうるいくつかです。



・ 恐れ

怒りや悲しみを感じると、その感情に飲み込まれてしまうか、あるいは感情がずっと続くのではないか、と恐れてしまうことです。

George Bonannoの「悲しみのもう一つの側面」という本で、感情そのものは一時的であると述べられています。
ある原因によって感情は現れますが、目的を果たしたら消えていくのです。
もちろん再び同じ感情が現れることがありますが、
私たちが感情がなぜ生まれたか、その目的を正しく理解するなら、
ひたすら耐えるだけではなく、
その感情を通して自分が成長し、決断し、人間関係を築き守っていくことができるのです。

素晴らしいですね。



・ 恥意識

恥意識は、その人の弱いところや、霊的な欠けの部分を示唆することがあります。
特定の分野である感情が引き起こされると、恥意識がその感情に伴って、直ちに現れます。

恥意識によって本来の感情が抑えられてしまうのです。
私たちは家族、共同体、文化などによって形作られてきましたが、
それらは私たちの感情や信念に非常に強い影響を与えます。

でも、恥意識は正しく直面すれば解決できます。
そうして、感情も神様に造られた姿へと自由で柔軟な現れ方をするようになります。



・医療が必要なケース

気分障害や人格障害が影響している場合もあります。
脳内物質や神経系が「楽しいこと」を伝達しない時、あるいはずっと「張り切りすぎ」た時、
感情は上向きになるか下向きになるかのどちらかです。

気分障害の場合や、遺伝子レベルでの傾向がある場合、あるいは特定のストレスによる場合もあります。

医療の助けも神様の恵みのうちにありますから、薬で脳内物質や神経系統が改善されれば、
感情が正しく働くようになります。

中には、ボーダーライン(境界性)人格障害、ヒステリー、自己愛性人格障害に代表されるような場合もあります。
その際はより専門的な治療が安心できる環境でなされる必要があります。




次の機会には、感情を理解する具体的な方法をお伝えしたいと思っています。