2013/08/21

荒野を通る経験②



~砂漠でしか学べないこととは~(続き)

Liz Rhodebeck
砂漠は、隠された驚きと潜在的な力に満ちた場所だ。
ある古いロックの歌に「海はその底にいのちを秘めた砂漠だ」という歌詞がありました。
海面を見ているだけではわからない、海の豊かな生命について、つまり表面には隠された事柄について述べているのです。
海と同様に、砂漠も一見すると何もなく、生き物が存在しないように思えます。
しかし、ぱっと見ただけではわからないことがあるものです。
驚いたことに、砂漠にはその気候に適した動物たちが生息しているのです。
多くの種類の昆虫、鳥、爬虫類、哺乳動物たちがよく見ると砂漠には満ちています。
穴や岩の洞窟などに隠れてはいますが、そこには確かに生態系が存在しています。
私たちも、一人ひとりが隠された能力を持っています。
普段は、限られた側面からしか人生や霊的状態を見たり判断したりしていません。
そのため、常識では測れない、隠された宝を見逃してしまっています。
神様は、時に私たちが「自分はこの程度だ」と思いこんでいる以上のことをする機会を与えてくださいます。
砂漠で自分を観察することは、隠されていた新しい生き方と賜物を見つけることになります。
砂漠は、耐えがたい気温になる場所だ。
ほとんどの人は、砂漠とは乾燥した、高温の気候であると思っています。
たしかに40度を越えるような高温になりますが、夜にはとても寒くなることをご存知でしょうか?
昼と夜の気温差は50度以上にもなるのです。
この日々の大きな変化にはどんな人でも気付くでしょう。
変化に対応するためには適切な服装や防備が必要になります。
快適な気温になるのは一日のうちわずかな時間です。
その他の時間は暑すぎるか寒すぎるかのどちらかです。
神様の前で改めて自分自身を静かに見る時、私たちにはよい性質も悪い性質も極端である、ということを示されます。
私たちには長所があるかもしれませんが、弱さがあるのだと正直に認めるところから成長が始まります。
人間の性質はさまざまですが、多くの人は短所や誘惑にきわめて弱い部分を見ないでおこうとします。
平凡な性質をもったところだけを見て、直面すると痛みを感じるような自分自身の現実には向かおうとしません。けれども、それが霊的に成長するためには必要なのです。
肯定的にいえば、砂漠とは新たな使命をいただき、心にあるビジョンが明らかになり、それらを成し遂げるために必要な神様の助けに信頼することができるようになる場所です。
(続く)

JBU2013 夏号より    Copyright 2013 Liz Rhodebeck. . Translated from Just Between Us, 777 S. Barker Road, Brookfield, WI 53045


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