今日、天の父があなたに求めておられることは何ですか?
Jill Briscoe
ジル・ブリスコー
そんな若さで人生を終えるというのは、普通はととのった生涯とは思えないのですが、いかがでしょうか。
けれども、地上での生涯の終わりに、イエスは「(天の父の使命を)完了した」と言われました。
33年のうち30年間は、イエスはナザレで「仕事」をしておられました。
それも、効率のよい人生の過ごし方とは思えませんね。
しかし、ナザレでの30年間は、神様が計画されていた期間であるがゆえに、非常に大切な年月だったと言えるのです。
30年間、御父がイエスに望まれる第一のことが、そこで過ごすことだったからです。
「やり遂げる」というのが、あれもこれも全ての分野、領域のことをこなすことでない、と知るとほっとします。
むしろ、神様が私たちにしてほしいと願われるのはどの分野のことで、どの仕事をきちんとやり遂げるのかを見出すことなのです。
一人ひとりに異なった仕事があり、神様は私たちがそれをできるよう、あらかじめ備え助けてくださるのです。
たとえ、それが人生のほとんどを「ナザレで過ごす」ようなことだったとしても・・・!
覚えておいてください。御父があなたに与えられたことに目をとめていさえすればよいのです。
他の人がすることを代わりにすべきではないのです。
さあ、あなたにとって御父からの仕事とはなんでしょうか。
長年、私はどう優先順位をつけたらよいか、さまざまな本を読んできました。
ある本には、「第一に神、第二に家庭、それから教会」と書いてありました。
また別の本には「第一に教会、第二に家庭、そして神」というものもありました。
私自身も、優先順位に関する記事を執筆してきました。
それぞれの説がどれも聖書的なので、どの立場もとってきました。
そして、この年齢になって出た結論は、神様への愛を、他のすべてへの愛よりも優先させる、ということです。
つまり、優先順位の原則とは、御父と御国のことを第一にすることです。
御国の仕事が最優先です。
「神の国とその義とをまず第一に求め」(マタイ6:33)なければならないのです。
すなわち、神が今日は第一にせよと言われたことを、今日は最優先にしなければなりません。
もっとも、今日は最優先であったことが、明日あさってには最優先ではないかもしれません。
でも今日一日のことだけを心配すればよいのです。
神様の優先順位が私たちの優先順位でもあるべきでえす。
だから、もしかすると御父は「今日あなたが最優先にするのは、子どもと家にとどまっていることです」と言われるかもしれません。それなら、そうします。
あるいは、「今日は他の人に子どもの世話を任せて、あなたはバイブルクラスを指導しに出かけなさい」、「出ていってあれとこれとをしなさい」と言われるかもしれません。
御父がそれを今日最優先にせよと言われるのなら、そうします。
でも、神があなたの隣にいる人に、まったく別のことをせよと言われていても、驚かないでください!
だいたい、神が私たちに同じことを願われると思いますか?
私たちはそれぞれとてもユニークに造られています。
また、人生の異なる段階を歩んでいます。
責任もそれぞれ違います。
だから誰かを見て「あの人はこれを第一にすべきなのに」と言うべきではないのです。
だって、他の人にとっての最優先はわからないのですから。
ただ、自分はどうかということを知っていればよいのです。
(続く)
Just Between Us 誌 2015 秋号より Copyright 2015 Jll Briscoe. Translated from Just Between Us, 777 S. Barker Road, Brookfield, WI 53045
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