信仰を疑うほどの悲劇を通った
女性のあかし(3)
Tammy Kill
12回目の手術当日、私は一人で娘フェイスのベッド脇に座っていました。
まだ感染がおさまっていないのに、担当医が足の移植手術をするという決定をしたので、心配でたまりませんでした。
緊急事態が数日続きましたが、この時私は事故以来初めて神様に嘆願しました。
その時、私は気付きました。・・・「神様、私はひどく怒っています。」
祈ることも、聖書を読むことも、神様に対してどう感じているのか考える時間さえもありませんでした。
というよりは、祈りたくなるたびに、今は時間がないから、と言い訳をしていたのでした。
私はその時神様に向かって言いました。
「主よ、あなたと私だけが、私の気持ちを知っています。
私の娘は痛み苦しみ、打ちひしがれてここにいます。
身体も心も、絶え間なく痛んでいます。
それなのに、私にはなすすべがないのです。
神様、どうか今日の手術が行われないようにしてください。」
すると、なぜ祈れないでいたかがわかったのです。
事故の起こる前の水曜日に、私は夢を見ました。
子どもの一人が命に危険の及ぶようなひどいけがをした夢でした。
・・・そして、この事故が起こったのです。
神様は警告しておられたのだろうか?
それとも、サタンからのものだったのだろうか?
私にはわかりませんでした。
ただ言えることは、もし神様からの夢なのだったら、私の父であり、友であり、奇跡をなさる方で、私が望みをおき、祈りをささげる唯一のお方であるはずの神様が、
どうして事故が起こることを知りながらそのままにしておかれたのだろうか、ということでした。
そんな神様を、私は再び信頼し愛することができるのでしょうか。
私は疑いの思いでいっぱいになり、娘に信仰を示すこともできずにいました。
ところが、病室の静けさの中で、神様は私が怒っていることをご存じで、そのことを良しとしてくださっていることがわかりました・・・。
1つの歌が私の心にあふれてきました・・・
(続く)
JBU2012秋号より
Copyright 2012 Tammy Kill. Translated from Just
Between Us, 777 S. Barker Road, Brookfield, WI 53045
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