
聞き手 Holly G.Miller
Just Between Us 誌の主筆ジル・ブリスコー先生は、「ごめんなさいね、我が家にはクッキーのレシピがなくって」と言いました。
クリスマスの季節になりましたが、彼女は笑いながら、自分には焼き菓子を焼くことも、手作りのアイデアもないのよ、と言いました。
それどころか、ウィスコンシン州ウォーキシャの湖畔にある自宅では、クリスマスの飾りつけは最小限におさえられています。
小さなポインセチアが一つ、暖炉のそばにリースが一つ、ろうそくが数本、テーブルの上にクリスマス物語のガラスの置物、そしてインド更紗をかけた椅子だけです。
家族は集まるのでしょうか?いいえ、多くの人が実家に帰ろうとするとき、ブリスコー夫妻は国際的なミニストリーのベースがであるエルムブルック教会から旅立つ準備をしていました。
夫婦の思いは一つです。それは、「機会をのがさず、主に仕える」ことです。
大衆伝道者として、彼らはクリスマスとは人々が福音に心を開く時だ、ということを知っています。
これまで、12月には南アフリカ、トリニダード・トバゴ共和国、オーストラリアなどに伝道旅行をしてきました。
クリスマスに家を空けることは、今に始まったことではない、と彼女は語ります。
「イエス様も自宅にとどまることはありませんでした。他の人のために忙しく仕えたのです。それに、自分の時間をささげたことを通して、だれかが天国に行けるとするなら、それよりもすばらしいプレゼントはないと思います。」
Just Between Us誌では、再び海外に出発する前に、ジル先生からどのようにクリスマスの休暇をキリストを周囲の人とわかちあう時とできるのか、またどのようにキリストから目を離さないでいられるかを話してもらいました。
JBU:忙しい中で、クリスマスのお祝いはされますか?
ジル:いわゆる普通の家庭のするようなクリスマスパーティーはしません。
3人の子どもを育てながら宣教の働きをしてきましたから、皆が一緒に集まるということはありませんでした。
数人がこの時に集まり、別の何人かがまた集まり・・・というふうにしています。
現在は孫が与えられているので(この時点で13人)、もっと大きな家族になりました。
私たちは物ではなく、互いの時間を可能な時に与えあうようにしています。
JBU:ご自宅を遠く離れてクリスマスを迎える、ということが多いと思います。
イギリスを1970年に離れられた直後の、初めのクリスマスはいかがでしたか?
ジル:渡米して初めのクリスマスはとても辛かったです。
夫婦とも、それぞれ実家に独り暮らしの母親を残してきていました。
私たちは神様のみこころに従ってきたのであり、ここにいることが神の願いなのだ、と信仰をもって理解することにしました。他の人に仕えていることも助けになりました。
(続く)
JBU2012冬号より
Copyright 2012 Holly G. Miller. Translated from Just Between Us, 777 S. Barker Road, Brookfield, WI 53045
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