シェリー・エッサー
私たちJust Between Usにとっては、スチュアート・ブリスコーがいなくなって心に大きな穴が空いたようです。
このミニストリーの創始者ジル・ブリスコーの夫だっただけでなく、スチュアートは私たち自身、このミニストリーにとっても家族の一部のようでした。
実際、私たち女性のミニストリーの中で、彼は唯一の男性でした!
30年以上にわたって、彼は私たち編集部と世界中の女性たちを絶えず励まし、応援してくれました。
かつてスチュアートは「牧師、夫、父として、私は誰の賜物も土に埋めてしまいたくない。特に女性の賜物は」と言いました。
「真実を繰り返すが、私は女性が賜物を用いる自由を否定しないようにと注意している。
それだけでなく、私が出会う女性たちには、神の召しと賜物に従って歩めるよう、全力で励まさねばならないと感じている。
男性としての私の人生の大部分は、賜物のある女性のケアをし、育て、励まし、成長を助けるために用いなければならない。
なぜなら、やがて申し開きをしなければならないのは彼女たちだけでなく、私も彼女たちの賜物について説明を求められるであろうからだ。
私は賜物を埋めたというのでなく、励まし続けたと申し開きをしたいのだ。
賜物は決して無駄にすることができないのだ。」
妻のジルが、働き人の妻たちによい情報を提供したいと最初に思い描いた時、スチュアートは全面的に賛成し、ジルが書く賜物を用いるのを一番に応援しました。
当初から彼は女性たちー妻ジル、娘ジュディー、JBUミニストリーチームのスタッフやボランティアもーの賜物を尊重し励ましました。
私たちが神の御国の働きには大切だと感じさせてくれ、私たちはそれに向かうことができました。
彼が時おり編集部に姿を見せ、いつも働きがどのようかと尋ね耳を傾けてくれたのをとても懐かしく思います。そして、ウィンクしながら、次に自分が何を書けばよいのか尋ねてくれた姿も。
彼がJBU誌に書いてくれた記事を数えてみたら、66もありました(ウェブサイトのみの投稿を除く)。
91歳で召される年まで、彼は書き続けてくれました。
以前スチュアートに、読者にとって難解な信仰や文化のトピックについて、神学的な見解を書いてくれないかと頼んだことがありました。
彼は即決し、「締切はいつだい?」と言いました。
私は編集部で、ああでもない、こうでもない、と執筆や編集についておしゃべりするのが大好きでした。
彼の知恵、霊的深さ、誠実さ、聖書理解と伝え方の技術は、何十年にもわたって力強く神に用いられ、私たち皆に恵みを与えてくれました。
それだけでなく、彼はみことばやイエス・キリストご自身を私たちに指し示す以外のこともしてくれました。
いつも、彼と会う時にも彼の記事にも素晴らしい英国ユーモアがあふれており、私たちはそのユーモアが大好きで心待ちにしていました。吹き出すような冗談や愉快な話の思い出が残っています。
私たちは皆、親しみをこめて彼のことをスチュアートと呼びました。彼との楽しい時間が大好きでした。
彼のユニークで茶目っ気のある少年のようなやり方で、私たちも同じようにするのを助けてくれました。
彼の人生のモットーは「僕はどんなひどい困難にもあわない」でした。そして、その通りでした。
私たちがこの働きで難しい時期にあった時、彼の前向きなものの見方に助けられました。
恐れて落胆している子どもを励ます父親のように、彼の牧者としての存在は、神様がこの小さな働きと私たち自身をを持ち運んでくださるのだという励ましでした。
彼は正しかったのです。
彼の楽天主義はいつも私たちを励ましました。それだけでなく、彼が私たちを大切にし信頼してくれたことも私たちにとっては励ましでした。
私たちは表に出ない経験、取るに足りないものである経験を、幾度となくしてきました。
しかしスチュアートは私たちを見ていてくれたのでした。
スチュアートが女性、私たちを人生への贈り物と考えてくれたことに感謝します。
彼は情熱と誠実さをもって女性を励まそうとしてくれ、私たちはその受け手となってきました。
彼が編集部を去るときにはいつも、私たちの賜物と召しが受け入れられていると感じました。
スチュアートならではの素晴らしいやり方で、彼は私たちが神の国の働きを続けられるように励ましてくれました。
彼は、この働きに大きな助けを与え続けてくれました。
ありがとうスチュアート。
あなたは私たちの賜物を埋めておかず、常にそれを喜び励ましてくれました。
そして、あなたが愛し、話し言葉・書き言葉の両方を持って深く仕えたイエス様に目を向けるようにしてくれました。
これからも、あなたの遺してくれたものは、私たち皆のうちに実を結ぶでしょう。
スチュワート語録:
「結婚生活の秘訣は'ABC’、すなわち『誓いを土台にした調整(Adjustments Based on Commitment)』ですね。」
(2018年春号)
「この世界は混乱していますが、それがすべてではありません。神が働いておられ、神のご計画が果たされていくのです。私たちは一人がひとつずつ、神のなさっていることに参加するよう召されています。」(2016年秋号)
「人生で変化を通り成長する度に、多くの素晴らしい経験とそれほどでもない経験を通るでしょう。
しかし覚えておくべきは『静まりそれを背負うこと』です。
なぜか?それは、あなたが支配しているのではなく、あなたはやってくることのすべてをコントロールすることができないからです。
でも、神にはできます。そして、神は約束された通り、それらを支配してくださるのです!」
(2019年秋号)
「生まれた時のことを覚えていますか?恐らく答えは『いいえ』でしょう。
今生きているから、ああ生まれていたんだなとわかるのです。
同じように、もしキリストがあなたのうちに生まれているなら、彼の人生があなたの人生に反映するようになります。次第にはっきりとしてきます。
あなたが通る経験の中で、イエス・キリストにさらに似た者となっていくはずです。」
(2013 年冬号)